お酢、ビネガー
お酢の酸度は日本農林規格で決められている
お酢・ビネガーとは、お酒が発酵してすっぱくなったもの。
世界には様々なお酒があるのと同じで、それが発酵しできたお酢・ビネガーがあります。お米を原料とした日本酒からは米酢、イギリスやドイツではビールからモルトビネガー(麦芽酢)、アメリカではシードルビネガー(りんご酢)などがあります。
お酢は塩やスパイスと並んで、魚や肉料理の調味料として、またピクルスなどの保存食にも用いられてきました。お酢だけではありません。レモン、スダチ、カボスなど酸味が強い果汁も多くの料理に利用されています。
酢にはいろいろな酸が含まれていますが、主には酢酸です。酸度は総酸酢酸換算で表します。酸度は中和滴定装置で測定されている場合が多く、日本農林規格(JIS)にはその方法が記載されています。測定原理は異なりますが、PAL-BX|ACID181でも酢の酸度が測定できます。持ち運びができて、現場で手軽に測定できるので便利です。
お酢の主な役割
・酸味をつけうまみを増す | ・塩味をまるくする |
・香りをつける | ・色をきれいにする |
・保存性を増す | ・色の出るのを止める |
・タンパク質を固める | ・ゼリー化を助ける |
(日本水産株式会社『おいしさを科学する』より) |
お酢、ビネガーの酸度(目安値)
・穀物酢 | 1.98% |
・りんご酢 | 1.26% |
・米酢 | 1.15% |
・ワインビネガー | 1.21% |