洋梨
洋梨は追熟が必要
軸の周りを指でそっと押して、やわらかさを感じたら食べごろ
軸の周りを指でそっと押して、やわらかさを感じたら食べごろ
ヨーロッパでは「この世に存在する最も美しい果実」として、その形は「女神の乳房」にたとえられ、芳しい果汁は「ビーナスの涙」ともいわれています。
和梨がみずみずしくシャリシャリしているのに対し、洋梨はねっとりと甘く、香りも非常に豊かで、なめらかな食感が特徴です。
洋梨は収穫されたばかりの時にはデンプンが含まれた状態で、甘みもなく固くゴリゴリとしています。洋梨を美味しく食べるには、一定温度の中で保存し成熟させる「追熟」が必要です。
追熟させるとデンプンが果糖やしょ糖、ブドウ糖などの糖分に分解され、ビタミンBやCも多くなり、甘くジューシーな食べごろに変わります。
洋梨はビタミンA、B、C、E、葉酸、食物繊維、カリウム、塩分、糖分、ヨウ素、鉄分、カルシウムを含み、1日を始めるのに適した栄養素が詰まっていますので朝食に最適です。
また、洋梨に含まれるタンニンやコーヒー酸は抗菌作用をもたらし、病気や感染症から体を守ってくれます。
• がん予防にも効果が期待できるバノールやアントシアニンなどのポリフェノールも含まれており、ビタミンCも豊富です。
洋梨の糖度は主に13~14.5%、酸度は0.3%~0.4%程度です。