パイナップル
パイナップルは追熟しない。
完熟してから収穫するので採れたてが最もおいしい。
パイナップルは種から育てると実がなるまでに4年から5年ほどの年月を要します。パイナップルは多年草のため、一度実を収穫しても再度実がつきます。
ただし、収穫を繰り返すと果実が小さくなっていくため、3度以上収穫することは稀です。
パイナップルは木からぶら下がって実がなりそうですが、実は全く違います。土から茎と長い葉が出ており、その中心に底から葉が上に向かって実をつけます。
パイナップルと糖分以外にも、クエン酸やリンゴ酸などの酸、カルシウム、カリウム、ビタミンCやビタミンB、酵素を含みます。パイナップルの果汁中に含まれるブロメラインという酵素はタンパク質を分解する働きがあり消化を助けるとされています。
パイナップルにはこの酵素が含まれているため、タンパク質であるゼラチンを分解してしまい生のパイナップルを入れたゼリーは作れません。
パイナップルは完熟前、特に酸やブロメラインが多く含まれるため、それらの作用で口内や舌を傷めかねません。パイナップルをたくさん食べた時に口の中が少し痛くなったことなどないでしょうか。完熟したパイナップルはブロメラインの量が少なくなります。またしばらく置いておいたり、切った後寝かせておいたりすることで鮮度が落ちブロメラインの量は減ります。
パイナップルの糖度は13%から15%程度。酸度は0.6~0.7%程度です。
パイナップルの酸度(目安値)
パイナップル | 0.62~0.66% |