柑橘
柑橘は英語で Citrus。柑橘に多く見つかるクエン酸は英語で Citric Acid
柑橘の代表としてみかんの話をします。
みかんの味は糖度と酸度のバランスで決まります。
糖度を酸度で割り算すると甘味比が計算できます。
糖度 / 酸度 = 甘味比(糖酸比)
種類にもよりますが糖酸比12~30が多いです。
みかんは発育の初めは糖度が低く酸度は高いのですが、発育が進むにつれて糖度が高くなり酸度は低くなっていきます。
栽培農家は糖度を毎朝測定して、食べ頃な日に収穫して出荷したり、収穫後貯蔵庫に置き糖酸バランスを見ながらちょうどよい時期に出荷します。酸度は今まで手軽に測定できず、時折、選果場にみかんを持ちこんでは測定している栽培農家もいました。
PAL-BX|ACID1を使うと、手軽に酸度の測定ができます。
みかんの酸度は0.4~1.0%くらいに分布しています。みかんの酸はクエン酸のみから成っています。測定に用いるみかんの果汁は、絞った果汁をキッチンペーパーで漉した液がより安定します。
柑橘類の酸度(目安値)
みかん | 0.67% |
グレープフルーツ | 1.28% |