活用事例
不織布
含浸
洗浄
乾燥
凝固槽
DMF溶液の濃度確認
DMFは、人工皮革の製造においてポリウレタンの溶媒として使われています。まず不織布に、界面活性剤などを配合した水を主体とする水溶液を含浸します。次いで、凝固槽中のDMF溶液に浸漬し、ウレタン化反応させます。凝固槽中のDMF溶液は、前工程から水分等が持ち込まれ徐々に薄くなります。DMF水溶液の濃度が薄くなると、品質に影響がでるため、濃度管理が重要です。
凝固工程のDMF水溶液は、回収装置を通して再利用されますが、その回収装置内に屈折率計が組み込まれている事例もあります。
人工皮革の製造方法は、用途によって異なり、含浸工程でDMF溶液が使われる場合もあります。
Brix値例
DMFなどは、ゴム手袋の製造工程でも使われます。最終工程の洗浄ラインにおいてDMFがしっかり除去されたことを確認するために、洗浄タンクの濃度管理にインライン計が設置されています。環境や健康への配慮から、除去の有無を確認するために数値管理しています。
活用事例
お勧め
モデル
DMF : ジメチルホルムアミド
DMAC : ジメチルアセトアミド
DMSO : ジメチルスルホキシド
これらは、広く溶媒として用いられています。
DMFとは、一般的にはあまり馴染みのない名称かもしれませんが、アクリル繊維の合成に使われ、湿式紡糸の溶媒として使われていることが多いものです。また、人工皮革やウレタン系合成皮革の溶剤などにも使われています。