パン
「パンのうまさは塩にある!?」
といわれるほど、塩はパンにとって重要な役割を果たします。
塩はパンの旨みを引き出す重要な要素!
パンと一言で言っても、その食感、味などから様々な種類がお店に並んでいますが、そのほとんどに塩が使われています。
パンに使われる基本材料といえば、「小麦粉(強力粉)・イースト・塩・水」。小麦粉に含まれるたんぱく質は、水を加えてこねることで粘りや弾力がうまれ、パン生地になります。また、イーストはパン生地を発酵させるために欠かせません。
では、塩には一体どのような役割があるのでしょうか?
パンを食べて、塩味を感じる人はあまりいないと思いますが、かといって塩を全く入れていないパンを食べてみれば違いは一味瞭然。塩のないパンは、「味気」が全くありません。それくらいパンらしさ、パンの味を引き出す重要な脇役なのです。そして、塩を加えることで、小麦粉のグルテンに含まれる2種類のたんぱく質が安定し、引き締まった生地を作る役目を果たします。それから、最後にもう一つ。
パン生地の中で雑菌が増えるのを防ぐという役目も果たしています。
もちろん、むやみに塩を加えてしまえば、今度はパンを膨らませる酵母菌も死んでしまいますので、バランスが大事です。小麦粉に対して加える塩は2%くらいが目安と言われています。
世界中でパンは食されています | 原材料となる小麦 | こんがりと焼けたトースト |
塩分計は、パンづくりでどのように役に立つのでしょうか?
それは、①塩が生地に万遍なく行き渡っているかの確認や、②塩の入れ忘れをしていないかの確認です。
お勧めの器種は、PAL-SALT
PROBEです。パン生地にそのまま挿して測定ができますので、大変便利です。
またジャムやクリームなどの糖度(甘さ)の測定をされたい場合に
は、糖度計がお勧めです。
イーストの濃度やpH値を測定をされたい場合には、濃度計やpH計がお勧めです。
測定されるサンプルによってお勧めの器種が異なります。お気軽にお問い合わせください。
「パン」の塩分(目安値)
食パン | 1.2% |
フランスパン | 1.5% |
クロワッサン | 1.2% |
デニッシュ | 0.5% |