尿のpHがアルカリ性になる事でリンやマグネシウムが結晶化して結石となる可能性があります。
尿のpHが酸性になる事でカルシウムが結晶化して結石となる可能性があります。
尿比重値が正常値より高い場合は、糖尿病や脱水症などが疑われます。
尿比重値が正常値より下回る場合は、尿の濃縮能力を低下させてしまう腎不全尿崩症など尿を濃縮する機能の低下が疑われます。
近年、猫や犬の高齢化が進み、年齢とともに増加する病気を見かけることが多くなりました。慢性腎臓病の発生は非常に多く、最も身近な病気のひとつとされています。慢性腎臓病は、徐々に悪くなる病気のため、なかなか病気であることに気がつきにくいことが特徴で、早くに腎臓病に気づくには尿比重の確認が大切と言われています。
動物ごとに尿比重の正常範囲は異なります。
まずは以下よりペットの尿比重正常範囲を知りましょう!
尿比重は水を1とした時の尿の重さの比を表します。
腎臓の重要な機能である尿の濃縮や希釈能の状態を相対的に反映しています。
※犬や猫は1.008~1.020で腎不全の疑いがあります。
大切なペットの健康
どうやって守りますか?
言葉を話さない動物の体調変化 なかなか見えにくいものです
犬の死因 第3位 腎不全
猫の死因 第2位 腎不全
微妙な体調変化を見逃して時遅しにならないように
とても簡単にペットの健康管理を可能にする、アタゴの尿比重計。
膀胱を圧迫したりカテーテルを使用することなく
毎日の自然な排尿で健康を管理しましょう!
前準備として、測定前に猫ちゃん(ワンちゃん)の尿を採取してください
1
サンプルを2~3滴
プリズム面に滴下します
2
STARTキーを押します
3
尿比重と温度を表示します
犬猫尿比重の目盛は、主に米国で用いられている犬用、猫用の目盛を採用しています。
※尿以外の液体の比重値とは一致しませんので、ご注意ください。
人用、犬用、猫用など、対象毎に屈折率との相関が変わるので、それぞれ別の目盛となります。
※グラフ参照
人間
犬
猫
各尿比重目盛
基準(人用J.S.C.P)尿比重目盛
PAL-DOG&CAT
Cat.No.4529
犬猫用の尿比重目盛を搭載した尿比重屈折計です。
測定範囲 |
尿比重(犬):1.0000~1.0600 尿比重(猫):1.0000~1.0800 |
---|---|
分解能 |
尿比重:0.0001 温度:0.1℃ |
測定精度 | ± 0.001 |
温度補正範囲 | 10~35℃ |
PAL-CAT
Cat.No.4511
猫用の尿比重目盛を搭載した尿比重屈折計です。
測定範囲 |
尿比重(猫) :1.0000~1.0800 |
---|---|
分解能 |
尿比重:0.0001 温度:0.1℃ |
測定精度 | ± 0.001 |
温度補正範囲 | 10~35℃ |
PAL-DOG
Cat.No.4510
犬用の尿比重目盛を搭載した尿比重屈折計です。
測定範囲 |
尿比重(犬): 1.0000~1.0600 |
---|---|
分解能 |
尿比重:0.0001 温度:0.1℃ |
測定精度 | ± 0.001 |
温度補正範囲 | 10~35℃ |
PAL-RABBIT
Cat.No.4512
うさぎ用の尿比重目盛を搭載した尿比重屈折計です。
測定範囲 |
尿比重(うさぎ) :1.0000~1.1000 |
---|---|
分解能 |
尿比重:0.0001 温度:0.1℃ |
測定精度 | ± 0.001 |
温度補正範囲 | 10~35℃ |
尿の量は
どれくらい必要ですか?
1回の測定に必要な液量は
約0.3mLです。
サンプルステージにのせて
測定してください。
機器の保証期間は
何年ですか?
無料で保証期間を1年から2年
に延長できる登録用の葉書が
製品に同梱しています。
犬用の機器で猫の尿比重
を測定していいですか?
犬用と猫用では目盛が異なり
ますので、それぞれ専用の
機器をお使いください。
測定後のお手入れは
どうしたらいいですか?
消毒用エタノールを用いて
プリズムとサンプルステージ
周辺を清拭してください。
動物病院でかかる料金は、診察料、処置料、 手術代、入院費など諸々あります。
動物病院は基本保険がきかないので、
診察や薬代などは実費請求となり、料金は高くなりがちです。
また、腎臓病は完治しないので、長期的な治療が必要になります。
診療にかかる費用は、年間30万円程度というデータもあります。
腎臓病は、高齢になった猫の場合、
80%以上がかかっているとも言われている病気です。
日頃から健康管理をすることが大切です。
尿路結石症とは、腎臓から尿管、膀胱、尿道の中に結晶や結石ができる病気です。
膀胱や尿道を傷つけたり、尿道に詰まったりします。
オシッコの中にマグネシウム、リン、カルシウム分などのミネラル成分が増えたり、
尿のpHバランスが崩れたりすることで結石ができやすくなります。
尿のpHを定期的に測定し健康を維持しましょう。
pHは0~14までの値であらわされます。0~14の中でちょうど中間にあたるpH7=中性となります。
pHが7よりも低くなれば酸性に近づき、反対にpH値が7よりも高くなればアルカリ性に近づきます。
前準備として、測定前に猫ちゃん(ワンちゃん)の尿を採取してください
1
サンプルをのせる
2
STARTキーを押す
3
結果が出る
測定範囲 | :pH0.00~14.00 |
---|---|
分解能 | :pH0.01 |
測定精度 | :pH±0.10 |
校正 | :校正(pH4.01,6.86,9.18) |
温度補正範囲 | :10~40℃ |
サンプル量 | :0.6mL以上 |
電源 | 単4アルカリ乾電池×2本 |
※ATC=自動温度補正