液体には水のようにさらさらの液、蜂蜜のようにネバネバの液があり、この「さらさら、ネバネバ」の度合いを粘性と言います。
温度が高くなると粘性(粘度)は低くなります。例えば、同じ蜂蜜でも、温度が高くなるほどネバネバ=粘性(粘度)が低くなるのを体験されたことがあるのではないでしょうか。
粘度は、流体中の物体の動きにくさを表すものです。一方、動粘度は、流体そのものの動きにくさを表すものです。粘度は、流れに対してブレーキの役割を果たしますが、ブレーキの利き具合は流体の密度によって異なってきます。これは、同じ速度で走る自転車とバスが全く同じ強さのブレーキをかけたとしても、重さが異なるので止まりかたが異なるということと同じです。動粘度は粘度を密度で割ることで得られます。 動粘度の単位は[m2/s]です。