この標準は、法定分析、取引用の分析及び工場管理で用いられている。砂糖産業の原料、中間製品及び最終製品に適用できる。
「規定糖溶液」とは、真空中で秤取した26.0160gの純蔗糖を水に溶解し、20.00℃で最終容積を100.000㎤とした溶液と定義する。本溶液は標準状態(1013mbr,20℃、相対湿度50%)の大気中で秤取した26.000gの純蔗糖を水に溶解し、最終容積を20.00℃で100.000㎤とした溶液に相当する。
国際糖度目盛(International Sugar Scale)の100°Z点の基準は、純蔗糖の規定溶液(3.1)を長さ200.000mmの検糖管に入れ、水銀の同位元素198Hgの緑色光の波長(真空中で546.2271nm)を用いて、温度20.00℃での測定した時の旋光度(optical rotation)である。他の波長に対しては、蔗糖溶液の旋光度分散(rotatory dispersion)の式が適用される。
くさび型石英補償式検糖計(quarts wedge instruments)の有効波長(effective wave length)は、587.0000nmと決定された。Na黄色光の2重線の平均有効波長は、*589.4400nmと決定された。
*真空中での波長であることが省略されている。