- はじめに -

その全てが「ネーミング」に表現されている。言い換えれば、アタゴが77年の間に培ってきた技術の集大成が詰まっている。 世界154ヶ国のユーザーより集計されたクレームと要望に対し、その一つ一つに開発技術者が真剣に向き合い、悩み、遂にその回答が具現化されたモデルである。「完成度」という尺度で測れば、ほぼ100%を誇り、ユーザーの期待と開発者のこだわりが高いレベルでバランスされ、 「発明大賞本賞」及び グッドデザイン賞」「文部科学省 文部科学大臣賞」「特許庁長官奨励賞」を受賞するに至っている。

1.防水性

「丸洗い可能」というアナログ計測器では異例とも言える設計コンセプト。 測定後はバシャバシャと水を掛けて洗う。 気になったら無造作に洗うことが可能な新機構である。 ユーザーフレンドリーの極みのひとつである。

2.視認性

手持屈折計にとって、測定値の読み取り易さは「生命線」。 視野全体の明るさに加え、境界線のくっきり度合いは、アタゴが辿り着いた光学技術の根幹を表している。 言い換えれば、中国のコピー製品では実現不可能な領域であり、文字通り、その差は「一目瞭然」である。 日本人による生真面目な品質の管理から、自ずとこの差が生まれてくる。

3.コンタミネーションフリー

「丸洗い可能」に加え、もともと「凹凸の無い」平滑なグリップを採用。精悍なカーボン調の意匠も、見た目の清潔感と遊び心の両立に貢献している。

4.自動温度補正(ATC)

環境に応じ、自動的に測定値の補正が行なわれる機能を見直し、徹底改良。実は世の中の類似器の多くがそのスペックを満たしていない。 開発期間中、最も多く議論され、データーを積み上げ、頓挫と打開を繰り返し、世の中に無い機構(特許取得済)に辿り着いた。その道のりは測定値の正確さに繋がる。

5.耐久性

防水・防塵・落下の全ての試験をクリア。水を四方向からジェット噴射し、1mの高さから樫の枕木に落とし、飛行機の貨物室に積んで苛め抜いた。 タフなボディーから信頼感が滲みでている。 また、消耗品や交換パーツを不要とし、ランニングコストは極少に抑えられる。

6.自動吸引機能(ASD)

使用頻度の高い、ヘビーユーザーからの声を反映。そもそもプリズムにサンプルを載せる際に、蓋板の存在は障害であり、但し必要不可欠なパーツである。 この相矛盾する難題に応え、且つサンプルを載せやすくするスプーン型形状の採用が教えてくれたのは、「毛細管現象」。 サンプルステージに滴下されたサンプルが自動的にプリズムに吸い込まれていく性状は、ユーザーに限りなく優しい(特許取得済)。

7.修理・アフターセールスサポート

国産ゆえの綿密なネットワークの構築と専用の窓口を開設。 万一の「修理」必要時の丁寧な対応は勿論、測定方法のちょっとしたコツやサンプリングのヒントなどソフト面でのサポートにも心強い。 ユーザーフレンドリーという考えは、器械のみならず、販売後のシステムや人材にもしっかりと適用されている。

8.アタゴ社の社会的信頼

76年の社歴は社会的な信頼を着実に構築。その根は深く、そして広く、154カ国以上への輸出さえも実現している。 いち早くISOの認証資格を得、PDCAを基軸とした一貫した製造・販売体制はアタゴというブランドの伸展に余念が無い。 「スタンダード&プァーズ社」による「日本SME格付け」においても5年連続で最上位の『aaa (トリプル・エイ)』に評価されている。

以上、「MASTERシリーズ」の主要な特徴を記載してきた。 ユーザーにおいても十分に本器を活用していただけると確信している。

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